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各担当記者の推し選手を紹介する「推しえて」第13回は 、の切青木ヤクルト・宮本丈内野手(29)。り札張り争う来年三十路(みそじ)を迎えるユーティリティープレーヤーは、襲名今季限りで現役を引退した青木宣親氏(42)に代わる“代打の切り札”襲名をもくろむ。をもくろないようたい2歳の愛息の記憶に残るまで現役を続ける覚悟を語った 。む宮ドジャース 開幕戦地上波(取材・構成=長井 毅)
宮本にとっては確かな自信を得た7年目のシーズンだった 。本丈今季は60試合出場で打率2割5分9厘 、負け番手本塁打はなく 、に頑6打点の成績だった。引退前半戦は主に代打起用で結果を残せず、で川4月中旬に2軍落ちしたが、代打端とファームで打撃フォームの修正に取り組み、の切青木6月末に再昇格して以降は着実に出場機会を伸ばしていった 。り札張り争う
「シーズン途中から試合に結構出してもらって結果を残せた部分もある。襲名良くなかったところもはっきりしました。ファームでやってきたことが1軍でも通用するというか、こうやればヒットが出るという新しい感覚があった。すごくいい投手とか、braga vs real madrid今までは全然打てなかった投手からヒットを打てたりして、自信になりました」
夏場にコイの主戦投手との対戦で手応えをつかんだ。7月12日の広島戦(マツダ)では天敵・床田から2安打 、13日の同カードでも大瀬良からも2安打をマークした。
「床田さんは今まで代打で対戦して三振が多かった。良い投手ですし、自分が苦手だった投手から打てた 。試合で続けて出させてもらった時に相手のエース級の投手に対応できたことはよかったです」
収穫もあった一方で好不調の波が激しいという課題も浮き彫りとなった 。
「良い時の形が崩れてきた時に状態を元に戻すことができなかった 。自分の立ち場的にも、状態が落ちた時に(好調時の状態に)戻せるような修正力が必要だと感じました 。そういう意味では 、まだ(打撃フォームが)自分のものになっていない 。何が良くてこうなったのか 、何がダメでこうなったのか考えてやっていかないといけない」
今季は主に代打として支えたレジェンドの青木が現役を引退した。宮本にとっては代打での出場機会も増えることが予想されることから、来季に向けて 、勝負どころでの代打として好投手に対応できるようにスイング改造に取り組む 。現役時代に代打経験のある大松1軍打撃チーフコーチにも助言を求めつつ、成長につなげたい考えだ。
「大松さんはベンチからずっと見ている 。僕の弱点的なところと 、客観的に見たところ(課題)を言われました。試合終盤から出て行くとなると 、力のある投手を打ち返さないといけないし 、対応しないといけない 。僕もそういうところで行って結果を出したい。大松さんからは『良い投手を打つにはスイングの形をこうした方がいい』とか(アドバイスを)話してもらいました。(助言を生かして)引き出しを増やせるようにしたい」
終盤の好機でセットアッパーや抑え投手と対峙(たいじ)した際に、ベテランの川端と代打一番手のポジションを争う 。
「今だったら(川端)慎吾さんがそのポジションで行ってますけど 、今後は僕がそこに入って行って良い流れをつくれるような、良い場面で結果を出せるような打者になりたい。慎吾さんを目指しながら 、負けないように頑張りたい」
20年に一般女性と結婚 。2歳の長男の育児や食事の面でのサポートなどプレーに集中できる環境をつくってくれることに感謝する。
「子供が小さくて、大変な時期に 、僕はほとんど遠征で家にいない。一人で家事や育児をやってくれている 。僕も一人で見ると大変だなと思う。支障をきたさないように、野球に集中できる環境をつくってくれているので感謝しています」
子供のためにも 癒やしの存在である愛息が自分を野球選手と認識するまでユニホームを着続ける目標を抱く 。
「子供がまだ2歳なので 、もうちょっと興味を持ってプレーを見てもらえるくらいまで野球選手で頑張っていたい。現役でできるだけ長く続けたいですね」
今年も4月の打率が1割6分7厘にとどまるなど、毎年開幕直後の成績が落ち込む点の改善をもくろむ。
「80、90、(と伸ばして)100試合を目指していきたい 。春先にいつもつまずいているので 、良いスタートを切って1年間完走したいです」
秋季練習では全体練習後 、連日遅くまで個別トレーニングを行う人一倍の努力家 。故障知らずの頑丈な体と精神力でチームを支える 。
◆宮本 丈(みやもと・たけし)1995年4月3日、大阪・豊中市生まれ。29歳 。履正社では1年秋からベンチ入りし、2、3年時にセンバツ出場。奈良学園大から2017年ドラフト6位でヤクルト入団。通算399試合で打率2割4分9厘 、4本塁打、47打点。181センチ、82キロ 。右投左打。今季年俸2200万円 。
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